ハラグロニガイグチとモクモクケチボウズ
Tylopilus ventrogastris (Eguchi) Yuguchi
Tulostoma fumagophilum Yuguchi

ハラグロニガイグチとモクモクケチボウズ
□解説□

[ハラグロニガイグチ] 夏から秋、ブナ科やマツ科の樹下に発生。中型。カサは黄褐色なめし革状でツヤがあり、黒い糸くず状菌糸がわずかに付着する。孔口は小さく帯紫暗褐色。管孔はワイン色。柄はラクダ色で明るい色の縦条があり、全面に帯褐色の細鱗片を密に帯び、下部には帯状の黒紋があり、ときに髑髏模様が現れるという。この属にしては珍しく、胞子表面におどろおどろしい刻紋がある。細い針のような縁シスチジアをもつ。長年食毒不明だったが、近年猛毒があることが判明した。ただし毒抜きが可能で、高い栄養価をもつとして裏取引される。青森県から新種報告された。埼玉県に分布する。

[モクモクケチボウズ] 主たる発生時期は不明で、主に海浜砂地に発生する。ハラグロニガイグチのシロでも発生が確認されている。旧分類では腹菌類のケシボウズタケ科とされていたが、現在はハラタケ科。偏球形の頭部と木質の柄からなる。頭頂に破れた総状の口をもち、頭部下側を煙草色の外皮が被う。柄は茶褐色で短く、表面はささくれる。胞子は類球形で表面は網目状。わずかの刺激でも、頂部から煙のように胞子を長時間噴出する。胞子は傷の万能薬として、某大学病院で長年用いられてきた。効能は仏教経典にも記されていない。青森県から新種報告された。埼玉県、千葉県に分布する。


絵:湯口画伯  文:ハラグロニガイグチ



*このきのこは架空のものです。もし採集した場合は急ぎご連絡下さい!
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